Paul McCartney DRIVING JAPAN

2002年11月11・13・14日

 

私はビートルズにもポール・マッカートニーにも詳しくありませんでした(今でも詳しくはないです).

妻がポールのファンだったので,10年くらい前から何度も曲を聴くこととなりました.

自分にとっては,ビートルズの曲でもウイングスの曲でもなく

全てがポール・マッカートニーの曲という感じでしかありませんが,

彼の円熟した歌声を生で聞くことができるこの時代に生きていたことを幸せに思います.

プロローグ

ことの始まりは3月のラスベガス旅行にさかもどることになる...

グランドキャニオンに行くため,ラスベガス空港で搭乗を待っていたときに,街の看板に,ポールマッカートニーのライブの看板が出ているではないか.ホテルに帰ってきてから日程を調べてみると,コンサートは4月.タッチの差で見ることができない.

そんな悔しさを秘めて帰国.その後しばらく忘れていたが,妻から日本公演のニュースを聞く.そして,8月14日にファミリーマートでの先行予約開始,ところが,混雑のため全然申し込めない.翌日から旅行のため,今日中に申し込まねばならないので,ずっとアクセスを続けること,12時間以上たってようやく申し込みができた.

旅行から帰ってメールをチェックすると,5日間(東京ドーム3日・大阪ドーム2日)のコンサートのうち,自分が5日分,妻が4日分当選していたので,早速ファミリーマートに発券に行く.

東京ドームの3日がとれた(11日3塁側スタンド,13日アリーナC,14日3塁側スタンド)ので,ダブった東京ドームと,大阪ドームのチケットはyahooに出品.先行予約の時期だったので,原価割れをしないでさばくことができた.とくに大阪ドームの1枚はかなりいい席だったので,思っていたより高く落札された.

10月末になって,ふとyahooオークションを見てみると,アリーナCくらいの席だと,ほぼ定価で取り引きされていた.アリーナで見たことがないので距離的にはスタンドからに比べて近いけど,人がじゃまになってみえないのか全然わからない.最悪でもモニターは見えるだろうからと,11日と14日のチケットを落札.逆に持っていた11日と14日のチケットを出品.買い換えに成功して,コンサートを待つことになる.

 

CONCERT(2002/11/11)

仕事を早引きして,18時に東京ドームに着く.妻と合流して,入場する.アリーナの入り口で光る棒をもらった.東京ドームのグランドに足を踏み入れるのは初めてなので,フェンスにさわってみたりしながら,開演の19時の10分ほど前に席に着く.ステージに立っている人もちゃんと見えたので,ポールの顔もちゃんと見えそうだ.

リハーサルが長引いたそうで,開演が30分近く遅れて音楽が流れ初めた.

0.Auraverde

最初からポールが出てくるのではなく,なんかキダムのショーに来てしまったかのような演出があり,しばらく続く.何人かの人がいろいろな所から入場してきて,どこを見てればいいのかわからないので,みんなきょろきょろしていた.いろいろな国の文化が融合したショーだが,きっと何かメッセージ性があるのでしょう.直接的な平和とか博愛とかのイメージと受け止たけど,あってるかな...

.1.Hello Goodbye

腕を上げたポールのシルエットが見えてきて,♪You say yes, I say noの声が聞こえたときには大歓声.この出だしは気に入ってしまって以後1週間この曲が頭から離れない.

2.Jet

「OH! TOKYO みんな元気かい!」とポールが挨拶.そのまま3曲目に.

3.All My Loving

ポールの話している言葉が翻訳されて画面に出てくるシステムが導入されていたが,何か調整不足なのか,タイピングが下手だった.これは失敗だろう.同時通訳だって証拠に「Dog slept on the banana」「Dog doesn't eat banana」など日ごとに少し変えて言ってました.

4.Getting Better

5.Coming Up

6.Let Me Roll It

ここで,少しおしゃべりがあり,「これまでは古い曲だったけど,新しい曲もやるよ」と

7.Lonely Road

を演奏.個人的には結構気に入ってる曲.次は,ポールがそのときにカリフォルニアで休みがとれたときにドライブをしたときの曲とか.

8.Driving Rain

ここで,ドラムのAbe Laboriel Jr の紹介が入る.次は「ヘザーのための曲」,

9.Loving Flame

そして,「人権問題」黒人女性に対する差別の曲だとの解説あり.

10.Blackbird

11.Every Night

12.We Can Work It Out

曲の終わるたびに「ありがとう」を言うポール,前回は日本語をしゃべった記憶はないのだが,今回はずいぶんサービスがいいな.

13.You Never Give Me Your Money
14.Carry That Weight

ここでぐっといいムードの曲が続きます.この2曲はつながっていています.歌詞の途中が
This is a bit where I don't know the words but I'm not going to bother to learn for this tour.
と変えられています.

15.The Fool On The Hill

年上だったジョンと出会った頃の話し,ジョンのためにみんなで大きな拍手.そしてジョン・レノンとの対話を想っての曲.

16.Here Today

を演奏,「自分は向こうが年上だってことは気にしなかったけどね」だって(笑

ジョージのところに食事に招待されると,コレクションのウクレレがたくさん飾ってあって,食事が終わるとジョージがウクレレを弾いたそうです.

17.Something

ポールの弾いたウクレレは,ジョージからもらったもので,ポールが歌い終わると,きっとジョージは「ちがう,ちがう,ちがうよ.こういう風に弾くんだよ」って言ってるよっていいながら,速いテンポで出だしを弾いて笑わせてくれました.

18.Eleanor Rigby

19.Here There And Everywhere

11日だけジョン達にパーティに呼ばれたときの話をしてくれましたが.13日14日は「フランスに行こうか!」としか言ってくれませんでした.

20.Michelle

21. Band On The Run

この曲は途中でイメージが全然変わるので,2曲か3曲のメドレーだと思ってた.

22. Back In The USSR

23. Maybe I'm Amazed

24. Let Me Roll It

25. My Love

26. She's Leaving Home

27. Can't Buy Me Love

28. Live And Let Die

29. Let It Be

30. Hey Jude

後半おきまりのみんなで合唱.93年は左右にわかれてだったが,今回は男女でわかれて.いつまでも終わらないような合唱が続いておしまい.

ここで一度引き込んでアンコール1回目

31. Long And Winding Road

32. Lady Madonna

33. I Saw Her Standing There

さらに,もう一度引っ込んでアンコール2回目

34. Yesterday

35. Sgt.Peppers Reprise

36.The End

初日11日は,開始時間も遅れてさらに,色々話をしてくれたから終わったのもかなりいい時間で,人によっては終電に間に合わないのか,最後までいられない人もいた.